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嚥下障害(飲み込みの障害)の相談

 摂食・嚥下障害への取り組み
 加齢と共に飲み込みにくくなります。

  加齢で飲み込みが困難になるのは、舌骨という顎の下に有る骨の位置が下がることによります。舌骨が

下がるのは上方の顎舌骨筋等の筋肉と下方の甲状舌骨筋などが筋力低下で弛む為とされております。

舌骨が下がると嚥下時の喉頭の上前方への移動が少なくなり、食道の入り口が
充分に開かなくなります。

日頃から舌の運動を行って舌骨を正常位置に保ってください。
 

 大きな声で本を読んだり、カラオケ等も顎の下の筋肉を鍛えるには良いことです。また、声を出す訓練を

すると誤嚥を防ぐ最後の関門である、声帯の衰えを防ぐ効果もあります。

 加齢の関係で舌の筋力低下で口蓋まで舌の先が届かなくなると、食塊の送り込みが難しくなります。その

時は摂食補助床という装置を作成致しますので御相談下さい。(保険対応)

義歯の不調による噛みにくさの場合は、先に義歯の調整を行いますが、脳出血、脳梗塞などで食べにく

い場合は、個別に相談に応じます。

 パーキンソン病など各種神経疾患でも飲み込みが傷害されますので、既往歴をお知らせください。

パーキンソンの場合、一日3回薬を飲まれている方が多いようですが、食後と指示されているお薬を、

食前に飲まれた方が食べやすくなることが多いので、かかりつけの医師にご相談ください。

 重度の飲み込み障害には対応できません。体位を変えたり、食形態を変えたり、食べる順番の調整

等で対応する程度までです。

BMI(体重÷身長÷身長)の数値が大幅に低い場合は、病院でNST稼働施設を受診することをお勧

めします。
BMIの値18以下の場合は栄養失調の疑いがあります。

 日本肥満学会では、BMI22の場合を標準体重としており、25以上の場合を肥満、 18.5未満である場合を

低体重としております。


 軽度の障害をお持ちの方に対して、これ以上悪化させない事を主眼とした指導です。

 舌の訓練、頸部筋肉の訓練、食事時の姿勢の指導、食形態などの指導程度です。


 当院の範囲以外の患者さんには月に2回北海道医療大学の摂食嚥下担当の木下憲治教授が来釧されて

日赤病院で診察していますので、ご紹介いたします。




当院のモットー

  『自分の健康は自分で守る』

  『焦らない、諦めない、失敗しても自分を責めない』

 メール:info@gikoh.net

 TEL:0154-52-0360

 FAX:0154-52-0378